小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり
将毅&直哉 ハピバ!
この直哉の古代文字が何とも言えない。
猫に見える。
そして、直哉が猫に見える。
いや、直哉は実は猫かもしれない。
完全に直哉で遊んでしまいましたw
二人とも、自分の名前を大切にしてね!
そして自分の名前を好きになってね!!
色紙の裏には名前の由来を書いています!!
今年度からスタートしたイノベポストカードの裏には想いも書いています!
誕生日ってやっぱいいよね!
そんな我が家も妻が20日にHBDでした!!
かにわしタルトへ行き、10切れの色んなタルトをチョイス!
家族があっての私ですから、妻にも感謝しています。
『いつもありがとうございます。おめでとうございます。』
とちゃんと言葉に出しました。
二人とも6年生だから12歳!
うん!若い!!
自分が小学生の頃ってどんなだったかなぁって思い返すのですが…あんまり蘇らない。。。
ただ一つ言えることは積極性には欠けていたと思います。
なかなか継続することも苦手でした。
勉強も得意ではなかったです。
いたって何の取り柄もない、小学生でした。
今は積極的だと思います。おそらく。
でも何がきっかけで??と思いかえした時に色んなタイミングがありました。
そのタイミングを上手く掴めたのかどうかは分かりませんが、一気に変わったという訳ではないです。
何が言いたいか。
どこでどんな変わるチャンスが転がっているか分からないということです。
少なくともスクールに入ってくれている選手は毎週変わるきっかけがあります。
このきっかけすらもない選手もいますので、選手の皆は改めてご家族の方に感謝しないといけないです。
親の想いと子どもの行動は合致しないもので…
親がヤキモキすることもあると思いますが、子供は子どもなりに成長したいと考えているはずなので、そっと見守ってあげて下さい。
ただ、人間性が伴うところは厳しくです!
甘やかしたら大変です。
甘えに浸かった選手は、下手をすれば変わらないまま大人になります。
厳しいこと、正しいことを譲らず、子どもにちゃんと伝えて下さい!
甘えの甘さは砂糖漬けと一緒です。
もうどうにもなりませんからどうぞ人間性の部分は譲らないで下さい!
皆さんに、私の中でも大切にしている言葉をお伝えさせて頂きます。
過去にも何回か書きましたが…
【小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり】
この言葉の意味は、例え話になりますが、
小さな湖のある山の麓に、おじいさんが住んでいました。
毎年冬になると、冬を越す為に魚のいるこの湖に雁(がん)の群れがやってきます。
毎年やってくる雁が可愛く思えたおじいさんは、何度目かの冬から餌をあげるようになります。
雁は嬉しそうにおじいさんの餌を食べて、冬を過ごすようになりました。
村の方達はその光景を見て、おじいさんは優しいね、良い人だねと言い合っていました。
そしていくつかの冬が過ぎ、その年も雁がやってきます。
ですがその年はおじいさんがいつまで待っても現れません。実はおじいさんは寿命で亡くなっていたのです。
でもその事を知らない雁の群れは、足元には魚が沢山泳いでいるにも関わらず、自ら狩りをする事を忘れてしまっていたので、ずっとおじいさんを待ち続け、やがて衰弱して全滅してしまうのです。
さて、このおじいさんのやった事は、雁にとって良かったのでしょうか?という話です。
喜ばせるのは簡単です。
言い方は悪いですが、餌をあげたら済む話です。
そして簡単に周りからも優しい人だと言われる分かりやすさがあります。仲良しこよしは本当に楽です。その瞬間だけ見ればですが。
でもそれは依存させるだけになっていないかを考える必要があります。
雁(相手)にとっての本当に幸せは何なのか?
今楽してお腹いっぱいになって5年後絶滅する事なのか、
それとも今苦しいけど自分で魚を採れる術を覚え、外部環境の変化に関わらずずっと自分の力で生き抜いていける事なのか。
本当に相手の為になっているのかを考え、そこに向かって導いていくのが、一番の優しさを持ったリーダーだと思うのです。
自立させる為には、時には厳しい事も言わなければいけない。
例え今気付いてくれなくとも、それが本当に相手の為になるのであれば勇気を持って実行しなければいけない。結果は時代が証明してくれます。
リーダーは、自己満足や、周りからの評価に惑わされて勘違いしてはいけない。本当に大事な事に気付いて、勇気を持って実現していける人でなければいけない。
その小さな善い事は、実は大きな悪い事になっていないか。
逆に大きな善い事とは、周りからは中々理解されずに非情に思われてしまうかもしれないが、誰のためになるかを考えたらやらなければいけないのではないか。
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この「小善は大悪に似たり」「大善は非情に似たり」ということは、何も会社経営だけに通じる考えではない。
子育てや、教育、あるいは、あらゆる組織の運営などにも同じことが言える。
子どもの教育においても、おもちゃなどを子どもの言うがままに買い与えたり、テレビやアニメやゲームを子守がわりに見せたりやらせたり、小遣いを際限なく与えたりする。
そうやって甘やかし放題に甘やかすなら、我慢のできない、わがまま放題な子どもになるのは目に見えている。
躾(しつけ)やルールを守らせるということは、真の大人になるための最も大切なことだ。
そのためには、ときには厳しいことを言ったり、叱責することも必要だ。
大事なことは人に対する、「愛」や「思いやり」や「情」、と同時に「厳しさ」や「非情さ」も併せ持つこと。
そして、その相反することを何の躊躇(ちゅうちょ)もなく、同時に行うことができる人を名経営者といい、偉大な教育者という。
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こんな思考が私の根源にあります!
“いいよぉ!いいよぉ!!”は本当に簡単です。
別に厳しいことを言うことが目的ではないです。
素直に現実を伝える。
目の前の選手の5年後、10年後を考えて!!
私の一つのものさしに、卒業して社会人になって、逢いに来てくれるかどうかです。
社会人になって必要とされるようになれば私も少しは人のために立ってるわけです。
私も若いですが、今後を担う若い方。
指導者として勝負をしている若い方。
若い学校の先生。
技術ではなく、人が問われる時代です。
若者に負けないように、頑張ります!
香川敬典